最近注目されるようになった「レジリエンス」とは

2020年3月2日

こんにちは!
hoiCo.事務局です!

今回は最近、保育の現場において注目されている、
「レジリエンス」という言葉について、ご紹介させていただければと思います。

そもそもレジリエンスとは元々物理学の用語として使われてきた言葉ですが、
心理学において「抵抗力」「精神的回復力」
つまり困難や脅威に直面したとしても「うまく適応できる能力」という意味でも
使われるようになりました。

元々保育業界では「生きていく力」や「生きる姿勢」などと表現し、
今までも重要視してはいたものの、
保育指針が改訂されたことにより、さらに注目されるようになりました。

では、どうしたら子どもたちにレジリエンスを育むことができるのでしょうか。

保育の世界において安全についての考え方に、
「消極的安全」と「積極的安全」という言葉があります。

消極的安全は危険を徹底的に排除していって安全な環境を作るという考え方です。
一方、積極的安全というのは、最初はある程度の危険があるものの経験することで安全になるという考え方です。
(例:包丁など触ること自体にリスクはあるが、実際に使ってみることで
 以降ケガをするリスクを減らすことができるなど。)

危険なところに近寄らせないといった温室環境で育ててしまうと、
多様な経験ができず、身体的にも精神的にも弱さが目立つようになってしまいます。

そういった子どもたちは一度コケただけで負けと考えてしまうので、
極端に失敗を恐れるようになります。

そうならないように、子ども達に大切なレジリエンスを育むためにも、
積極的安全な保育、つまり過保護になりすぎない保育が必要だと考えます。

社員のための福利厚生施設や、採用ツールとして事業所内保育所をお考えの方も
建てただけでゴールと考えるのではなく、保育所を設立することで
どういうことを子どもたちに伝えていきたいか保育の内容についても考えて頂ければと思います。

hoiCo.では開設だけでなく、保育内容についてもフォローいたしますので、
ぜひ一度ご相談して頂ければと思います。